枕が後頭部を押し上げる
顎が下がり、舌が喉側へ寄ると気道が狭くなります。空気の通り道が狭くなり、呼吸量が減ります。
眠り始めることができても、夜中に何度も目が覚める。問題は睡眠時間ではありません。呼吸が浅くなるたびに交感神経が働き、身体が休息を中断することです。
眠っている間に呼吸が浅くなると、酸素の取り込みとCO₂の排出が減り、身体は交感神経を働かせます。心拍と筋肉の緊張が上がり、眠りを維持できません。
何度も目が覚める夜は、そのたびに身体の回復が止まっています。朝に疲れが残るのは、睡眠が短いからではなく、休息が何度も中断されたからです。
「眠れたか」ではなく、深い呼吸を保ったまま朝まで眠れたかが重要です。
顎が下がり、舌が喉側へ寄ると気道が狭くなります。空気の通り道が狭くなり、呼吸量が減ります。
肋骨・肩甲骨・呼吸筋まで広く押されると、胸郭を広げられず、一回の呼吸が浅くなります。
横になると内臓の重さが横隔膜側へ移ります。胸と背中まで固定されると、横隔膜の上下動がさらに小さくなります。
枕だけ、マットレスだけの問題ではありません。頭から骨盤までの寝姿勢全体が、一晩の呼吸を決めます。
夜中の覚醒は、毎回はっきり記憶に残るとは限りません。短い覚醒を繰り返すと、長く寝たつもりでも身体は十分に休めません。
布団に入っていた時間が7時間あれば「眠れた」と判断します。しかし、途中で休息が何度も切れているかは分かりません。
深い呼吸が続き、副交感神経が働く時間を保てたか。朝の軽さを決めるのはこちらです。
途中で目が覚める理由は一つではありません。目覚めた直後に気づいたことだけでなく、その前から身体と寝室で起きていた変化を確認します。
考えごとや緊張が続くと交感神経が高まり、眠りが浅くなります。目覚めた後も頭が動き続け、再び眠りにくくなります。
年齢とともに深い睡眠が減り、ほてりや発汗などでも目覚めやすくなります。「年齢だから」で終わらせず、呼吸や寝室環境も一緒に確認します。
尿意で起きる場合に加え、先に眠りが浅くなって目覚め、その後で尿意に気づくこともあります。回数が多い場合は泌尿器の原因も確認します。
寝酒は寝付きを早めても、後半の眠りを浅くします。夕方以降のカフェインも、夜中の覚醒につながります。
寝室の温度、乾燥、生活音、外光は短い覚醒を起こします。本人が原因として覚えていないこともあります。
腰や肩の痛み、睡眠時無呼吸、むずむず脚、服薬の影響などでも眠りは分断されます。症状が続く場合は医療機関で確認します。
一般的な原因を整えても目覚めが続く場合、寝具の圧力で気道・胸郭・横隔膜が動けず、交感神経が働いている状態が残っています。
寝る前の深呼吸は、起きている間しかできません。眠った後の呼吸を決めるのは、頭・首・背中に一晩中触れている枕とマットレスです。
好循環まくらは後頭部・顎・舌の位置を整え、好循環マットレスは肋骨や呼吸筋が動く場所の圧力を減らします。目的は柔らかな寝心地ではなく、眠った後も呼吸を深く保つことです。
年齢だけで終わらせず、睡眠中の呼吸が浅くなり、交感神経が働いていないかも確認する必要があります。
尿意で目覚める場合だけでなく、先に眠りが浅くなって目覚め、その後に尿意へ気づく場合もあります。回数が多い場合は泌尿器などの原因も確認してください。
呼吸数が正常でも、一回の呼吸が浅ければ換気量は不足します。回数だけでなく、呼吸の深さと胸郭の動きが重要です。
気道を開く枕と、呼吸で動く背中を押さえないマットレスで、身体が休息を続けられる寝姿勢をつくります。