PILLOW AIRFLOW & BREATHING

枕に空気が通っても
気道が狭ければ呼吸は浅くなる

通気性のよい枕は、熱や湿気を逃がします。しかし、人が呼吸する空気は枕の中を通りません。睡眠中の呼吸を決めるのは、枕に寝たときの顎・舌・首の位置です。

トラタニの結論:枕の「通気性」と、人の「呼吸しやすさ」を混同しない

メッシュ、パイプ、立体網状素材などは、枕内部の熱と湿気を逃がします。蒸れにくさには意味がありますが、それだけでは気道は広がりません。

後頭部を押す → 顎が下がる → 口が開く → 舌が喉側へ動く → 気道が狭くなる。素材の通気性が高くても、この姿勢になれば呼吸は浅くなります。

二つの「空気の通り」を分けて考える

枕の通気性

枕の中を空気や湿気が移動する性能です。頭部の熱、汗、蒸れやすさに関係します。

人の呼吸しやすさ

鼻や口から喉、気管へ続く気道の広さです。顎・舌・首の位置に左右されます。

素材に空気が通ることと、眠っている人の喉に空気が通ることは別です。

通気性がよくても呼吸を妨げる枕

高すぎる

頭が前へ傾き、顎が胸側へ曲がって気道を狭くします。

後頭部を前へ押す

素材の反発を後頭部で受け、頭・顎・舌が喉側へ移動します。

首だけを高く支える

首の前後差が大きくなり、顎や喉へ力がかかります。

頭が深く沈む

寝返りしにくくなり、口が開きやすい位置から動けません。

呼吸しやすい枕で確認する4点

顎が下がらない

仰向けで顎が胸へ近づかず、首の前側に余裕があります。

口が自然に閉じる

力を入れなくても上下の唇が閉じ、舌先が上顎側に保たれます。

後頭部を前へ押さない

頭を高く持ち上げず、気道を狭くする方向へ力をかけません。

マットレスと高さが合う

肩の沈み込みまで含めた高さで、頭・首・顎の位置が安定します。

朝に確認したいサイン

口や喉が
乾く
仰向けで
いびきが出る
夜中に
目が覚める
首の前後が
こわばる
寝ても疲れが
残る

蒸れなかったかだけでなく、口・喉・首・呼吸が朝どうなっているかで枕を評価します。

枕の通気性と呼吸についてよくある質問

通気性のよい枕なら呼吸もしやすいですか?

通気性は枕の中を空気や湿気が通る性能です。人の呼吸しやすさは首・顎・舌の位置と気道の広さで決まります。

枕で気道が狭くなるのはなぜですか?

枕が頭を前へ押すと顎が下がり、口が開き、舌が喉側へ動くためです。

呼吸しやすい枕は何を確認しますか?

仰向けで顎が下がらないこと、口が開かないこと、首を局所的に押さないことを確認します。

素材の通気性ではなく、気道が開く形で選ぶ

好循環まくらは、後頭部を前へ押さず、顎と舌が下がりにくい位置で頭を支えます。

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