一回換気量が減る
呼吸回数が同じでも、一回に出入りする空気が少なければ、必要な換気量を確保できません。
無呼吸だけを警戒しても不十分です。胸郭と横隔膜が動かず、一回の呼吸が弱い状態が一晩中続けば、身体は休めません。
いびきも呼吸停止も目立たない。血中酸素濃度も大きく下がらない。それでも一回に出入りする空気が少なければ、酸素不足とCO₂排出不足が続きます。
交感神経の働きが高いまま続き、眠りが浅くなり、朝に疲れが残る。低呼吸を放置してはいけない理由です。
睡眠検査では、一定時間にわたり空気の流れがほぼ止まった状態として評価されます。
空気の流れが止まり切らなくても、通常より弱くなった状態です。本人が気づきにくい点が特徴です。
気道を開くだけでは足りません。胸郭と横隔膜を動かし、一回の呼吸量を増やす必要があります。
呼吸回数が同じでも、一回に出入りする空気が少なければ、必要な換気量を確保できません。
浅い呼吸では酸素の取り込みとCO₂の排出がともに減り、身体内部のガス交換が滞ります。
浅い呼吸は身体を緊張状態に保ち、副交感神経が働く休息状態への切り替えを止めます。
眠る時間が足りていても身体は回復せず、朝のだるさや日中の眠気につながります。
低呼吸は、気道が狭くなる原因と、胸郭・横隔膜が動きにくくなる原因に分けて考えます。
首や舌の周辺組織が増えると、眠って筋肉がゆるんだときに気道が狭くなります。
鼻炎、扁桃肥大、小さい下顎などは空気の通り道を狭くし、睡眠中の呼吸量を減らします。
顎と舌が喉側へ下がり、気道が狭くなります。内臓の重さも横隔膜側へ移ります。
気道を保つ筋肉が強くゆるみ、呼吸への反応も弱くなるため、低呼吸が起こりやすくなります。
舌、喉、呼吸筋を支える力が低下すると、眠った後に気道と呼吸量を保ちにくくなります。
枕が顎を下げ、マットレスが胸郭と呼吸筋を押すと、気道と一回換気量の両方が小さくなります。
気道だけでなく、肋骨と横隔膜が動けるかを確認することが、トラタニの寝具研究の特徴です。