マットレスの体圧分散と呼吸|PRESSURE DISTRIBUTION & BREATHING

マットレスが体圧分散していても
胸郭を押せば呼吸は浅くなる

マットレスの体圧分散は、肩や腰など一部に圧力が集中するのを防ぎます。しかし、身体へ広く密着して背中側の肋骨まで押し返せば、圧力が低くても呼吸は浅くなります。

「圧力が低い」と「呼吸しやすい」は、別の評価です

一般的な体圧分散は、身体の一部に強い圧力が集中していないかを評価します。トラタニが重視するのは、それに加えて肩甲骨・肋骨・横隔膜が呼吸のたびに動けるかです。

最大圧力が下がっても、背中全体へ接触面積が広がれば、胸郭は一晩中押し返されます。体圧分散だけを寝具の正解にすると、呼吸を見落とします。

体圧分散だけでは、呼吸しやすさは分からない

体圧分散で分かること

肩、腰、骨盤など一部に圧力が集中していないか。痛みや局所的な負担を減らせているか。

別に確認すべきこと

息を吸うたびに、肩甲骨の周囲と背中側の肋骨が外側へ広がれるか。横隔膜が上下できるか。

寝た瞬間に圧迫感が少なくても、睡眠中に呼吸しやすいとは限りません。背中側の肋骨が一晩中動けるかまで確認する必要があります。

圧力を分散するほど、密着面積は広がる

柔らかい素材へ
身体が沈む
身体の凹凸へ
広く密着する
圧力のピークは
小さくなる
同時に肋骨まで
広く押される
胸郭が動けず
呼吸が浅くなる

局所的な痛みが減ることは利点です。しかし、接触面積が増えて呼吸運動を押さえるなら、睡眠中の回復という目的には不十分です。

体圧分散だけで選ぶと見落とす4点

背中側の肋骨が動くか

仰向けで深く吸ったとき、背中側の肋骨がマットレスに押し戻されず、外側へ広がれることが必要です。

肩甲骨が沈みすぎないか

肩が深く沈むと、肩甲骨の周囲まで素材が密着し、胸郭上部の動きが小さくなります。

寝返りしやすいか

身体が包み込まれるほど動き出しに力が必要です。同じ場所が押され続ける状態を変えにくくなります。

骨盤と肋骨を同じ強さで押していないか

骨盤は姿勢を安定させるために支えが必要です。一方、肋骨の周囲には呼吸のたびに広がる余地が必要です。

寝具は、圧力の低さだけで選ばない

寝た瞬間の評価

圧迫感が少ない、身体が包まれる、柔らかく感じる。これだけでは、一晩中の呼吸のしやすさは分かりません。

眠っている間の評価

背中側の肋骨が呼吸のたびに広がれる、骨盤が沈みすぎない、力を入れずに寝返りできる。この三つを確認します。

トラタニは、骨盤を支えながら、肩甲骨と肋骨を押さえないことを重視します

好循環マットレスは、全身を同じ硬さの面で受けません。腰と骨盤は姿勢が崩れないように支え、肩甲骨と肋骨の周囲には呼吸で広がる余地を設けています。

体圧分散と呼吸についてよくある質問

体圧分散マットレスは身体によいのですか?

突出した圧力や痛みを減らす点では役立ちます。ただし、背中側の肋骨が動けるか、寝返りしやすいかは別に確認する必要があります。

体圧分散すると、なぜ呼吸しにくくなることがあるのですか?

身体へ広く密着して、肩甲骨や背中側の肋骨まで押し返すためです。圧力のピークが低くても、肋骨が広がる範囲を押さえれば呼吸は浅くなります。

呼吸しやすいマットレスは何を確認すればよいですか?

背中側の肋骨が動けること、肩甲骨の周囲が沈み込みすぎないこと、寝返りしやすいことを確認します。

骨盤を支え、背中側の肋骨には動く余地を残す

好循環マットレスは、腰と骨盤の沈み込みを抑えながら、肩甲骨と肋骨の周囲にかかる圧力を減らします。

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