胸郭の動き
吸うたびに胸の前、脇腹、背中側の肋骨が広がっているかを確認します。
マットレスの体圧測定は、身体のどこへ圧力がかかっているかを示します。しかし、胸郭がどれだけ動くかは示しません。肩甲骨から下部肋骨まで広く押されていれば、数値が低くても呼吸は浅くなります。
骨盤や仙骨の圧力を分散することには意味があります。しかし、同じ方法で胸郭まで広く密着させると、呼吸のたびに動く肋骨を押さえます。
体圧のピークが下がる → 接触面積が広がる → 胸郭まで押される → 一回の呼吸が小さくなる。体圧分散の評価だけでは、この流れを見落とします。
圧力が集中する場所、接触面積、左右差、姿勢を変えたときの圧力分布を確認できます。
胸郭の広がり、横隔膜の上下、一回換気量、呼気の長さ、寝返りに必要な力は分かりません。
体圧画像がきれいでも、睡眠中の呼吸が深いとは判断できません。
吸うたびに胸の前、脇腹、背中側の肋骨が広がっているかを確認します。
回数だけでなく、一回の呼吸波形が寝具によってどう変わるかを比較します。
身体を持ち上げずに姿勢を変えられるか、沈み込みに動きを止められていないかを確認します。
口の乾き、頭痛、首・背中のこわばり、疲れが減ったかを確認します。
突出部だけに強い圧力を集めず、骨盤全体で重さを受けているかを見ます。
強い点圧だけでなく、肩甲骨の周囲まで広く密着していないかを見ます。
圧力が低くても、下部肋骨まで連続して接触していれば呼吸運動を妨げます。
骨盤は支え、胸郭への圧力を減らすという部位ごとの差があるかを見ます。
身体のどこに強い圧力がかかり、どの範囲へ分散しているかを確認できます。ただし胸郭や横隔膜の動きは測れません。
均一でも、肩甲骨から下部肋骨まで広く押していれば胸郭は動きにくくなります。
胸郭の動き、呼吸波形、一回の呼吸の深さ、寝返りのしやすさ、起床時の状態を体圧測定と一緒に確認します。
好循環マットレスは、骨盤を支える場所と、呼吸で動く肩甲骨・肋骨への圧力を減らす場所を分けています。