硬さと反発力
空気を通す硬い素材が、肩甲骨と肋骨へ強く当たれば胸郭を固定します。
「通気性のよいマットレス」は、素材の中を空気が通り、熱や湿気を逃がす寝具です。寝ている人が深く呼吸できるかは、胸郭と横隔膜を押さえないかで決まります。
ファイバーやスプリングの空間が大きければ、蒸れや湿気は減ります。しかし硬さや反発力が胸郭へ集中すれば、身体の呼吸運動は小さくなります。
素材が呼吸することと、人が呼吸することを混同しない。マットレス選びで最も見落とされている違いです。
マットレス内部に空気が通り、寝汗による熱と湿気を外へ逃がす性能です。蒸れ、カビ、清潔さに関係します。
気道が開き、肋骨と横隔膜が十分に動き、一回の呼吸で空気を入れ替えられる状態です。睡眠中の休息に関係します。
蒸れにくい寝具でも呼吸は浅くなります。呼吸しやすさは、寝具内部ではなく身体の動きで確認します。
空気を通す硬い素材が、肩甲骨と肋骨へ強く当たれば胸郭を固定します。
点や線で圧力が集中する場所と、広い面で密着する場所の両方を確認する必要があります。
素材が通気性に優れていても、肩と骨盤が沈めば姿勢が崩れ、横隔膜の動きが小さくなります。
マットレスへの肩の沈み方で枕の必要高さが変わり、気道の開き方も変わります。
トラタニは温湿度の快適さに加えて、呼吸の深さ・胸郭の動き・寝返りのしやすさで寝具を評価します。
必ずしも同じではありません。素材の通気性は熱と湿気、人の呼吸は気道と胸郭の動きの問題です。
空気は通しても、硬さや反発力が肋骨を強く押せば人の呼吸は妨げられます。
背中側の肋骨が動くこと、肩や骨盤だけが沈まないこと、寝返りしやすいことを確認します。
好循環マットレスは、腰と骨盤を支えながら、肩甲骨と肋骨の周囲にかかる圧力を減らす立体構造です。