身体の一部へ圧力が集中する
肩、背中、腰、骨盤が強く押されると、痛みやしびれを避けるために姿勢を変えます。
寝返りは必要な動きです。しかし、身体が寝具に押され、熱がこもり、呼吸まで浅くなると、休むためではなく苦しさから逃げるための寝返りが増えます。
人は眠っている間も、同じ場所へ圧力が集中しないように姿勢を変えます。この寝返りは身体を守るために必要です。
一方で、寝具が身体を強く押す、熱がこもる、胸郭が動かず息苦しくなると、身体は短く覚醒して姿勢を変えます。朝に疲れが残るほど寝返りが多いなら、身体は一晩中、楽な場所を探しています。
血流を保つ、体温を調節する、関節や皮膚への圧力を逃がすために、眠りを大きく壊さず自然に姿勢を変えます。
痛み、暑さ、寝具圧、呼吸のしにくさで短く覚醒し、楽な姿勢を探して何度も大きく動きます。
寝返りが多いこと自体が問題ではありません。寝返りのたびに覚醒し、睡眠が分断され、朝まで疲れが残ることが問題です。
肩、背中、腰、骨盤が強く押されると、痛みやしびれを避けるために姿勢を変えます。
柔らかい寝具へ深く沈むと、寝返りのたびに身体を持ち上げる力が必要になり、短い覚醒が増えます。
密着する面積が広いほど熱を逃がしにくくなり、涼しい場所を求めて何度も動きます。
肋骨や横隔膜の動きが妨げられると呼吸が浅くなり、身体は呼吸しやすい姿勢へ変わろうとします。
横向きになる、枕の位置を変える、背中の接触面を変えることで、気道や胸郭への圧力は一時的に減ります。同じ姿勢に戻ると再び呼吸が弱くなり、寝返りと覚醒を繰り返します。
身体全体を使って何度も動き、楽な位置を探し続けています。
本人が覚えている覚醒だけでなく、記憶に残らない短い覚醒も睡眠を分断します。
圧力を逃がしきれず、同じ場所へ負担が繰り返しかかっています。
寝返りのたびに交感神経が働き、身体が深い休息状態を保てていません。
「反発力があって寝返りしやすい」は重要ですが、それだけでよい寝具とは言えません。
身体を強く押し返せば寝返りはしやすくなります。しかし、胸郭や骨盤へ圧力が集中すれば、寝返りを起こす原因そのものは残ります。
身体を沈ませすぎず、肩や腰へ圧力を集中させず、呼吸で動く背中を押さえないことで、楽な姿勢を長く保てます。
必要なのは、寝返りしやすい寝具ではなく、苦しさから逃げる寝返りを起こさない寝具です。
室温、湿度、寝具内の蒸れ、音や光によって覚醒と寝返りが増えます。
交感神経の働きが高まり、眠りが浅くなって身体の動きが増えます。
関節や筋肉の痛み、脚の不快感や無意識の動きが睡眠を分断します。
呼吸が弱くなるたびに覚醒し、気道を開きやすい姿勢へ身体を動かします。
激しい手足の動き、けがをするほどの寝相、強いいびきや無呼吸、日中の強い眠気を伴う場合は、寝具だけで判断せず睡眠外来などへ相談してください。
掛け布団、枕、シーツが大きく動いている日と、朝の疲れを比べます。
肩、背中、腰、骨盤のどこに圧力が集中していたかを確認します。
いびき、口の乾き、朝の頭痛、睡眠中の心拍数上昇が一緒に起きていないかを確かめます。
寝心地の印象だけでなく、覚醒、寝具のずれ、朝の痛みと疲れが減ったかを比べます。
寝返りには正常な姿勢調整もありますが、痛み、暑さ、寝具圧、呼吸のしにくさで短い覚醒が増えると寝返りも増えます。朝の疲れや夜中の覚醒を伴うなら、眠りが分断されています。
少なければよいわけではありません。寝返りは血流や体温を調節し、同じ場所への圧力を逃がすために必要です。問題は回数ではなく、苦しさから何度も逃げる寝返りです。
身体が深く沈むと向きを変えるたびに大きな力が必要になります。また背中へ広く密着して熱や圧力がこもるため、姿勢を変えようとする動きが増えます。
トラタニは、呼吸で動く背中を押さえず、身体の一部へ圧力を集中させない立体構造を研究しています。